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言葉 ノ先ニアルモノヲ 探シテ    「そらまめ」文担当
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カテゴリ:sei-saku( 12 )
彼女の居る景色 2
僕がその人を知ったのは、古い石造りの図書館だった。

それはうっそうと茂る森林公園の一角にあり、
春は桜が舞い、夏は濃い影をエントランスに落とし、
秋は朱と黄金が少しゆがんだ硝子窓の向こうに映え、
冬は白銀に閉ざされる。
2年前、調べ物をしに3駅隣のこの図書館を訪れ、
その佇まいと蔵書に魅せられ足繁く通ううちに、よく見かける女性に気がついた。
年の頃は多分僕よりもすこしだけ年上で、
いつも柔らかそうな大きいレザーのバッグを肩からかけ、
髪を綺麗にまとめて、朱鷺色のチャームがついた金色のピアスをしていた。
高い棚の本を探す横顔に、揺れる鎖を覚えている。

だが言葉を交わすきっかけなどあるはずもなく、
季節は強い日差しから穏やかな光へ、冷えた空気へと移ろい、
春を待たずに彼女は姿を消した。

そしてまた僕も、故郷の祖父が体を悪くしたのをきっかけに
仕事を辞め、ふた月前に生まれ育った町へ戻ってきた。
祖父が営んでいた小さな総菜屋を継ぐために。
海からの風が、刺すように冷たく吹き付ける中に、
かすかな春の気配が潜む午後。
自分が作ってきたものだけでなく、お前の好きなものも作れと祖父に薦められ、
僕は新しいメニューを考えるために町の図書館へ向かった。
具体的なレシピを探しに行くというよりも、
レシピを考えさせてくれる物語を探すためにだ。
以前通っていた図書館よりずっと規模の小さい町の図書館は、
住宅街の中にひっそり建つ。
一見コンクリート造りのアパートメントのようにみえるのだが、
3階建てのれっきとした図書館だ。
自転車をとめて、回転ドアを押して館内へ入る。
ここへ来るのは随分と久しぶりだ。
学生時代以来だろうか。
年代物のエレベーターで3階まで上昇し、本を探しながら階段で
2階、1階へと降り、借りる本を携え、ストーブの音が響く静かな受付までやってきた。
「お願いします」
「はい」
カウンターの向こうでこちらに背中を向けていた職員が振り向いた。
金色のラインが耳の下でゆらりゆらめく。
「…あ、」

声を発したのは彼女が先だったか、僕が先だったか。
綺麗にまとめられた髪も変わらず、あの女性が立っていた。

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  先日、友人からサプライズでピアスが届きました
  綺麗なチェコビーズとパール
  この場を借りて、
  贈り主の友人と、作ってくれた友人へ
  お礼を ありがとう♪




 
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by solamame-mk | 2011-12-03 14:20 | sei-saku
彼女の居る景色 1
3日前から近づいてくる大型の台風の所為で、
図書館に行こうと思っていたのに
路面電車が運行を見合わせてしまった

仕方がないので、母直伝の白桃ババロアをいっぱい作って
部屋の本棚からお気に入りの本を引き抜く

ベッドに転がる前に、窓を開けて(ささやかな)ベランダに出てみた

生温かく強い風が、カーテンと髪をざっと巻き上げる

まだ朝十時だというのに、低く暗い雲が渦巻くように垂れこめ、
ぷかぷか浮かぶ白い雲と共にすごい速さで流されてゆく
ぽつりと南の遠くに青空が見えていて、まるで湖のよう

四階から見下ろした森林公園の樹木も、水面のごとくうねって
ざざざ、と不穏な音を立てていた

だが窓を閉めてしまえば、
古いとはいえコンクリートの建物であるこのアパートメントは
外界のざわめきから私をあっさりと静寂に引き戻す

さて、と

外は嵐
この古く心地良い部屋で
美味しいおやつと読みなれた本
過不足のない休日

私は分厚い本を手にして、頁をそっとめくる


                夏に書く、a piece of 『LosT wiNTer』
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by solamame-mk | 2011-09-03 11:55 | sei-saku
夜汽車
   
先日、夜の電車に乗って考えたこと


  『夜に乗る電車はどこか切ない
   どんな楽しみが待っていようと
   どんな幸福を味わった後でも
   a0169656_10291997.jpgこの箱に揺られると
   そられは篩いにかけられて
   闇夜に溶け消えてゆく

   きっといつかの昔
   暗さの中で味わった一律の振動が
   DNAに組み込まれているに
   違いない

   でなければ
   移動手段でしかないこの空間を
   これほどまでに慈しむ理由が
   ワタシはまだ見つけられない』

   
         
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by solamame-mk | 2010-10-04 23:20 | sei-saku
    北からの便り
    仕事から帰ると、部屋は昼の熱気に満たされている
    今日この頃


a0169656_1054339.jpg






    魔法のような、便りが届いたらいいのに









    そうぼんやりと思って書いた、小さなお話
    「Northern wind in ENVELOPE」
    紙を束ねて、糸で結んだ形です

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by solamame-mk | 2010-08-27 08:01 | sei-saku
夏と冬を行ったり来たり
a0169656_15365845.jpg
涼しいものを求めて、
少しゆがんだ古い硝子越しの世界を
幻視するように
物語をシタタメル




夏と冬を行ったり来たり
巻物式の小さなお話
「Over the CURTAIN」







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CURTAIN、にちなんで、白いリネンを使用
巻いた中央に少しだけ見えています
先日の、雪の結晶のハトメに
タッセルに見立てた、紐を巻きつけました
(やや、強引に、ですが)







お盆が終わり、
幾日ぶりの出勤の所為か、朝の影の中に
微かな暑さの収束を感じます

暑いんだけど、
季節の移り変わりの気配が
確かにある
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by solamame-mk | 2010-08-17 07:18 | sei-saku
小物など
連日、35度越えって一体なんだろう・・・。
30度でも、涼しいと感じてしまえそうな、この慣れがオソロシイです。


先日、通販で購入しました。

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カラトリーの割りピン(良く見えない・・・)と、スノーフレークのハト目。
雪のスタンプはセールだったので。。。。
相変わらず、真夏に冬アイテムですが(笑)
製作中のものに使えれば、と。


10月には、豆本カーニバルなる、素敵なイベントがあるらしいので
是非遊びに行ってみたいな~と思います。
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by solamame-mk | 2010-07-30 07:05 | sei-saku
巻物式?
今日も一日暑くなりそう。

ちょっとすっきりしたいなあと、
ジンジャーエールを作りました
細やかな気泡が涼を誘います

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なんとなく、昨日も製作・試作。
通販の荷物の緩衝材として入っていた薄い紙(!)に
ちょっと印刷してみたら、
藁半紙の質感が妙に良かった・・・・。


a0169656_1550392.jpg

ひとまず、くるくる巻いて。

『Floatin' ICE Recollection』
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by solamame-mk | 2010-07-04 10:39 | sei-saku
「Dazzling sunlight」
先の日記に書いた、
夏の作品 「Dazzling sunlight」



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7割満足の度合い(笑)で完成しました。。。。
試作なので、自ら製本。
いつもそらまめで作っているよりも、少し小さいサイズ。

試験的な試みとして、
糸綴じ方式。
ページをめくっていくと、淡いレモンイエローの糸が
見えます。

タイトルとは相反して、漆黒の装丁。
少し大人なお話を書きたくて、前に書いたもの。
(自分も、十分、「オトナ」だけれど)


そろそろ日差しも夏を帯びて
日傘をさす人を見ると、ああ、夏だと思います。
(玄関に支度した自分の日傘は、朝のバタバタに紛れて持ち忘れること多し・・・)




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by solamame-mk | 2010-06-09 21:30 | sei-saku
本と呼んでもよいのか?
試作です。

自分ひとりで作って形になった、本らしい第一弾、か。


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タイトルつけるの、忘れた。まあいいか。。。。

「Sweets for the Night」

物語そのものは、2年くらい前のものです。

大好きなi-depの曲名から、話を考えました。
当時、祖母が亡くなり、シというものを考えたり、生きることを想ったり。
タイトルと表紙は可愛らしいイメージですが、
反して?内容は、暗めです。
前作「LosT wiNTer」からの続きとして、人物を登場させてます。

まあ、私の書くものに、明るくさわやかなものは、ほとんどナイですが。



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いや、しかし。
難しいです、綺麗につくるのは。
私はやはりそらまめ相方には、頭が上がらん。。。
個人で製本までするのは、まだ遠い道程のようです。
うーむ。


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by solamame-mk | 2010-06-05 09:10 | sei-saku
黙々、と・・・
昨晩も作業してました。

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以前、「思い立って作ってみました」というジャバラ式の第2弾です。


ジャバラなので、ばら~んと開いてしまうのを、なんとかならんかな~と考えた末
ベルト的なもの、つけてみました。
意外と、すっきり。これ、後ろ↓

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後ろにチラ見えしてるのは、小さめのMONOの消しゴム。

このたびは、ちょっと夏らしく青で。
「記憶の雫」



今、ほかに2冊ほど
作ってみてるものがあるのですが、
不器用さも手伝って、あれしつつこれしつつだから
中途半端なものばかり。
道具だけが、妙に増えてゆく・・・(笑)

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by solamame-mk | 2010-06-04 07:29 | sei-saku