「ほっ」と。キャンペーン
Top

言葉 ノ先ニアルモノヲ 探シテ    「そらまめ」文担当
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
<   2011年 10月 ( 2 )   > この月の画像一覧
ロシアケーキ
只今、高崎高島屋にて、京都物産展が開催されていて
そこで『村上開新堂』のロシアケーキを買ってきてもらいました

12個入り、2400円。。。
高っ!(笑)

名称はロシアケーキですが、つまりクッキー
甘さ控えめ、ちょっとレトロな感じがいいです

たまにこんな贅沢はありかな・・・

a0169656_2123880.jpg

[PR]
by solamame-mk | 2011-10-22 21:23 | delicious
記憶
記憶の頁をめくる。
それは、結んだ濃い紫色のリボンをほどくような心地。
深紅のリボンをあしらわれた贈り物をほどくそれとは全く異質の、
空虚と水面をたゆたう悲しみを含んだ行為。


以前、「初夏の追悼」という文章をここに書いた

とうとう、何かこう決定的になったことで諦めがついたと言おうか
   
二年近く懇意にしていた美容室の電話が突然繋がらなくなった
今年の六月の初め頃
最後に訪れたのは四月の半ばで、「また出産前に来ますね」と帰り際に言って別れた
   
私より少し年上のオーナーの男性が一人でやってる洒落た美容室で、
すこしひっそりしている店の佇まいと、彼の丁寧な物言いが心地よい場所
好い美容師さんというのは、なかなか巡り会わないもので
一生切って欲しい美容師さんだと思っていた
産まれてくる子供といつか一緒に来たいなあとも

気になってお店に行ってみたが
店内は電気が点かないまま、ついさっきまで営業していました、という体で
彼がいつも着ていたジャケットまで店内にかかっているのが外から見えて

近所の花屋さんに尋ねて、突然亡くなったらしいことを知った
詳しいことは何も分からず
震災でたくさんの人が亡くなったけれど、
身近な人が、突然亡くなることは何よりショックだった
ご家族が原発の影響で彼を頼ってこっちに来ていて、
同じ、実家が福島県民としては震災後に訪れた時、色々と話をした

どうしても信じられなかった
信じたくなかったというのが、本当のところだった
娘が産まれて、日々が慌ただしく過ぎていって、でもふと思い出す瞬間がある

それからも時折見ていたHPがとうとう消されていた
ブログなどをやっていたわけじゃなかったから、
全然更新はされていなかったのだけど
ああ、本当に、本当にそうなんだなって
繋がらなくなったリンクを暫く無言で眺めた

まさかあれが最後になるなんて

でも、みんな人の死ってそういうものなのだろう
あれで最後なんて、と思うのだろう

今も私の中では、あの店に電気は点いている
記憶のままに、冬はアラジンのストーブに火が灯り
夏は「暑いですね」と彼が穏やかに微笑む
ただ、私が訪れないだけ

私はまだ、どうしても信じられずにいる』
[PR]
by solamame-mk | 2011-10-07 16:32