先日、梨木香歩氏の新作エッセイを買いました。
ちょっとずつ読んでいたら、(途中放置・・・)時間がかかってしまい、
購入して一月が経過してました。
私にしては珍しい(笑)
鳥、の話がメインで、渡り鳥を追ったエッセイ。
私は特に、鳥も渡り鳥も人並み?の興味しかないのですが
このひとの書く文章は
硬質で、誠実。
心掴まれる。
前に出版された「
水辺にて」が特に好き。
こんな文章を書けたらいいのに、と思うけれど
どう逆立ちしても、無理なので、
せめて美しい文を手帳に記したり。
思えば、「西の魔女が死んだ」とか
そのあたりの小説が有名なのかな。
もちろん読んでいるけれど(本も持ってるけど)、
一番好きなのは、「沼地のある森を抜けて」
あそこには、私が人生で苦しむ悩みと限りなく近い部分が書かれている。
外へ向けた解放と、
内へ向けた思考の凝縮
絶妙なバランスを探して、
まだまだ、創作は続く・・・・。